こんにちは、まるぴこです。
防災グッズの必需品である非常食。一体、何食分備えたら良いのでしょうか。
政府広報によると、
最低でも3日分、できれば1週間分くらいの食品を家庭で備蓄しておくことが重要
とされています。(引用元:政府広報オンライン)
我が家は、大人2人、幼児1人、赤ちゃん1人の合計4人家族。
1週間分の食品備蓄を仮定すると、必要な備蓄数は
1日3食 × 7日 × 4人 = 84食分。
全て非常食で用意するとなると、結構な金額になる気がします。
我が家にもα米が45食分ありますが、それでも足りません。
ちなみに持っているのはこちら↓
買い足すにしても、あと40食程度。少しお高い気もします。
主食くらいは、普段食べている米やパスタで代用できたら、ありがたい…。
でも、その場合、カセットガスはどのくらい必要?
そこで、カセットガス1本でどれだけ料理できるか、検討してみました。
今回は、災害時インフラが止まったことを想定して、ポリ袋調理で考察します。
使ったもの
・カセットコンロ
・ガスボンベ
・耐熱ポリ袋
結論
カセットガス1本で作れた料理
カセットガス1本で作れた料理は下記の通りです。
・1食目:ご飯をおよそ3人分(1・1/2合)、お粥をおよそ1人分(1/4合)
・2食目:パスタを1人分
・3食目:ご飯2人分、肉じゃが3人分、離乳食用の茹で野菜
※3食目は、ご飯と肉じゃがは別々に茹でました。
どれだけの水を合計何分沸騰できた?
各調理で沸かした水の量と沸騰させた時間は下記の通りです。
0.8 L 〜1.2 Lの水を、合計で103分間沸騰できました。
何食目 | 作ったもの | 湯煎に使った水の量 | 沸騰させ続けた時間 |
1食目 | ご飯・お粥 | 1.2 L | 20分 |
2食目 | パスタ | 1L | 13分 |
3食目 | ご飯 | 1L | 20分 |
3食目 | 肉じゃが 離乳食用茹で野菜 | 0.8 L | 50分 ※肉じゃがだけだと35分 |
レトルト食品を温めたり、カップ麺に必要なお湯を沸かすだけなら、沸騰させ続ける時間も短く済みそう。
例えば、カップヌードルに必要なお湯の量は約300mL、
ボンカレーの湯煎時間は3分だよ。
1日1本カセットガスがあれば、3食温かいご飯が食べられそうだね。
レシピと感想
1食目:ご飯とお粥
材料 (1人分)
【ご飯】
・米 1/2合
・水 100 mL
【お粥】
・米 1/4合
・水 200mL
手順
① 米と水をポリ袋に入れる。
②ポリ袋の空気を抜いて、袋の上部を縛って、30分ほど放置する。
③水を入れた鍋の底に耐熱皿を敷いて、ポリ袋を投入する。
④沸騰したら、20分ほど加熱する。
⑤火を止めて、10分ほどそのまま蒸らしたら、完成!
感想
米を洗わずに炊きましたが、ぬか臭いという印象はなかったです。
お粥は、普段通りの味と食感でしたが、
ご飯は、米1/2合に対して水100mLで炊くと、普段より硬く感じました。
炊飯器で保温しすぎた感じの食感でした。
補足:水の量を変ると柔らかいご飯も炊ける
米に対する水の量を変えて炊いてみると、さまざまな硬さのご飯が炊けました。
まるぴこ的には、米1/4合に対して水100 mLが好きですが、
災害時の水の少なさを考えると米1/4合に対して水50 mLの条件が最適解な気がします。
米1/4合に対する水の量 (mL) | やわらかさの食レポ |
400 mL | すり潰しやすい硬さ。離乳食初期に使えそう。 |
200 mL | お粥。 |
150 mL | 軟飯。離乳食後期に使えそう。 |
100 mL | 炊飯器の炊き立てのご飯。 |
50 mL | 炊飯器で長時間保温したご飯。 |
非常時に温かい離乳食用の軟飯を炊けるのはありがたいね。
2食目:パスタ
材料 (1人分)
・パスタ 1束
・水 100 mL
・好みのパスタソース
手順
① ポリ袋にパスタと水を入れる。
※今回、塩を入れないで作ってみました。塩を入れると余った水の処理に困りそうなので…。
② ポリ袋の空気を抜いて、袋の上部を縛る。
③ 鍋に水を入れて沸騰させる。
④ 鍋の底に耐熱皿を敷いて、ポリ袋を投入する。
⑤ 表示時間+5分加熱して、パスタソースをかけたら完成!
感想
水100mLでパスタ1束をポリ袋で茹でると、袋中に水はほとんど残っていませんでした。
麺は、固くなく、しっかり茹でられていました。
でも、麺同士がくっついて、束のようになってしまったので、少し残念な気持ちになりました。
補足:水の量を増やすと麺は束にならずに済む
パスタ1束に対する水の量を変えて、麺の引っ付き具合と茹で汁の残り具合を調べました。
パスタ1束に対する水の量 (mL) | 麺の引っ付き具合 | 残った茹で汁の有無 |
100 mL | 束になって、食べにくい | ほとんどなし |
200 mL | ほとんど束にならない。 | 少しある。 でも許容できる量。 |
300 mL | ほとんど束にならない。 | ある。 汁が少ないスープパスタくらい。 |
まるぴこ的に、パスタ1束に対して水200 mLが良さそうに感じました。
3食目:ご飯と肉じゃがと離乳食用茹で野菜
材料
【ご飯】→ 上と同じ。
【肉じゃが (1人分)】
・ジャガイモ 1/2個
・にんじん 1/4本
・玉ねぎ 1/4個
・豚バラ肉 60グラム
・めんつゆ2倍濃縮 大さじ1
・水 50mL
【離乳食用茹で野菜】
・ジャガイモ 1/2個
・にんじん 1/4本
・玉ねぎ 1/4個
・水 50mL
手順
ご飯の手順は、先に説明した通りなので、肉じゃがと茹で野菜の手順を説明します。
① 野菜と肉を食べやすい大きさに切る。
② ポリ袋に①とめんつゆと水を入れる。茹で野菜は水を入れる。
③ ポリ袋の空気を抜いて、袋の上部を縛る。
④ 鍋に水を沸騰させる。
⑤ 耐熱皿を敷いて、ポリ袋を投入する。
⑥ 肉じゃがは35分、離乳食用湯で野菜は50分加熱して完成。
感想
肉じゃがの味は少し薄めですが、具材が柔らかくて美味しかったです。
離乳食用茹で野菜は、指で潰せるくらいの固さになってました。
全体的に加熱時間が長いのと、調理道具を洗ったりする水も必要になるので、
おかずはレトルト食品で対策した方が良さそうに思いました。
まとめ
カセットガス1本あれば、1日3食分の米とパスタを用意できそうなことがわかりました。
特に離乳食用の軟飯は、販売されてる非常食が少ないので、
自分で用意できることがわかって安心しました。
まるぴこは、主食の炭水化物については、全てを非常食として用意するのではなく、
半分程度は普段食べている米とパスタを備蓄しようと思います。
一方、野菜や肉を使った料理は、加熱時間の長さと調理に必要な水の量の観点から、
レトルト食品で備えるのが良さそうに感じました。
子供たちにレトルト食品に慣れてもらうことも必要そうです。
災害時に温かいご飯が食べられると心が安らぐので、今後もポリ袋調理を練習しようと思います。
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